コンポスト(堆肥)発熱度の評価

コンポスト(堆肥)熟成度評価の概要

コンポスト化経過日数とGPC値

コンポストは外観では未熟・完熟の区別が付かない場合が多くあります。未熟なコンポストは土壌中で急激な分解・発酵を受け、発酵熱によって植物に障害を与えるおそれがあります。作物、果樹、培養床など対象と使用目的によって要求されるコンポストの熟成度は異なるとされています。熟成度のモニタリングによって生産管理やばらつき管理など正確な熟成レベルを把握することが要求されてきています。


コンポスト(堆肥)熟成度評価の必要性

  • コンポストは熟成の進行とともに成分が変化しており、コンポストの分子量変化と分布を指標として熟成度を定量的に 評価します。
  • コンポストの未熟~完熟レベルを炭素(C)、窒素(N)と関係なく評価が可能なため、炭素率による熟成度評価が難しいと されている都市生ごみコンポストや各種堆肥、調整堆肥についても正確な熟成度の評価が可能です。

コンポスト(堆肥)熟成度の評価方法

試料を混合、粉砕した後に抽出ろ過し、高性能液体クロマトグラフを用いてゲルパーミュエーションクロマトグラフ(GPC)法により各成分を分離定量し、熟成度を数値で示します。

熟成度の基準

GPC値での評価

熟度 GPC値
未熟 10.1%以上
中熟 2.1~10.0%
熟成 0.5~2.0%
完熟 0.5%以下

各種コンポストの分析例

各種コンポストの分析例

種子発芽試験による評価

発芽試験

対照 水(発芽試験4日後)
対照 水(発芽試験4日後)

Z菌 3週間 箱~40cm(発芽試験4日後)
Z菌 3週間 箱~40cm
対照 水(発芽試験4日後)

Fig.7 GPC pattern of various composts and raw materials

Sawdust Farm wastes compost Sewage sludge compost Leftovers compost Human excrement compost Tsuna wastes compost