電子部品、電子デバイスの解析・調査

関連メニュー

LED製品/チップコンデンサの不具合事例

点灯不具合 [LED製品の不具合事例]

  • 連続点灯によるモールド樹脂の熱膨張により、経時的に不点灯になるケースがあります。

    • 1stボンディング部の接合不具合
    • 1stボンディングネック部での断線
      (ボンディング時の熱影響による結晶粒の粗大化)
    • 2ndボンディング部での断線
      (腐食、接合不良、樹脂モールド時の影響etc)

    などの原因が考えられます。

内部電極割れ [チップコンデンサの不具合事例]

  • チップコンデンサの内部電極領域にクラックが発生し、不具合となるケースがあります。

    実装基板の反りにより、チップコンデンサ底面のはんだ接合部を起点とし、クラックが発生することがあります。電極間を跨ぐようにクラックが発生した場合、短絡(ショート)や絶縁劣化などの不具合が顕在化します。

    チップコンデンサは、誘電体となるチタン酸バリウムなどのセラミックが母材であり、その内部には、内部電極が多く積層されているため、曲げの衝撃などにより、クラックが発生し易い状況となっています。

    チップコンデンサの割れは、実装基板の割板時などに発生することがあります。

内部電極間ショート [チップコンデンサの不具合事例]

市場において、チップコンデンサがショートした事例です。

チップコンデンサの断面を調査した結果、内部電極間においてショートが発生していました。このチップコンデンサには、耐電圧以上のストレスが印加されることはなく、不具合はチップコンデンサのロット依存性がありました。以上のことから、ショートの発生原因は、内部電極間の絶縁不良であったと推測されます。

  • 内部電極でショートしている。その影響により誘電体にクラックが発生している。

  • 同ロットの別の製品においても、内部電極で僅かなショートの痕跡が確認される。

作業の流れ

このページに関する
お問い合わせはこちらから

JFEテクノリサーチ株式会社 営業本部
0120-643-777

0120-643-777

月~金:9:00~17:30(祝祭日を除く)

?
  • TEL
  • MAIL
  • ご依頼の流れ
  • 質問