医薬品の元素不純物分析(ICH Q3D)

医薬品の金属不純物ガイドライン(ICH Q3D)のための分析をお引き受けいたします。

医薬品の金属不純物分析について

  • 2014年10月現在、医薬品中の有害金属分析は第16改正日本薬局方において、ヒ素試験法、重金属試験法が規定されています。これらの試験法は目視による比色試験法のため、感度および特異性に問題があります。
  • 米国では、この問題に対応するため、USP232で医薬品中の評価対象金属元素および許容値を、USP233でその分析方法としてICP発光分光分析法(ICP-AES)およびICP質量分析法(ICP-MS)を規定しました。
    ※)USP:United States Pharmacopeia (米国薬局方)
  • 日米EU医薬品規制調和国際会議(ICH)において作成されたガイドラインも、USPの規定を採用しており、今後日本薬局方においても、医薬品中の金属不純物分析はICP-AESおよびICP-MSが採用されると考えられます(第16改正日本薬局方 第1追補 でICP-AES,ICP-MSが一般試験方法として追加されました) 。
  • 当社は、このガイドラインに則して、ICP-AES、ICP-MSによる定量分析をお引き受けいたします。

医薬品、医療(インプラント他)・生体に対応したクリーンルーム設備

  • 前処理設備(クリーン灰化炉・MW分解装置等)
  • ICP-MS ・電子データ管理システム(LIMS)による品質管理

※ MW:マイクロウェーブ抽出装置

クリーンルーム設備
クリーンルーム設備

評価手順および対象元素と許容値について

  • 許容値(最大許容濃度)は、経口製剤、注射剤、吸入剤ごとに設定されたPDE値を用いて算出します。
    ※PDE :Permitted Daily Exposure (1日許容曝露量)

医薬品中金属元素評価手順

リスクアセスメント (評価対象元素の選定)

評価方法の選定 (最大許容濃度(μg/g)の算出)

(1) 製剤成分ごとの許容濃度算出
  → 製剤成分、最終製品の評価を実施
 a) 1 日摂取量が10 g 以下の場合
 b) 1 日摂取量が決められている場合
(2) 最終製品での許容濃度算出
  → 最終製品の評価を実施

ICP-AES・ICP-MSによる定量分析

最大許容濃度との比較により評価

金属不純物のPDE値

  クラス 経口製剤のPDE値  注射剤のPDE値  吸入剤のPDE値 
(μg/day) (μg/day) (μg/day)
Cd 1 5 2 2
Pb 5 5 5
As 15 15 2
Hg 30 3 1
Co 2A 50 5 3
V 100 10 1
Ni 200 20 5
Tl 2B 8 8 8
Au 100 100 1
Pd 100 10 1
Ir 100 10 1
Os 100 10 1
Rh 100 10 1
Ru 100 10 1
Se 150 80 130
Ag 150 10 7
Pt 100 10 1
Li 3 550 250 25
Sb 1200 90 20
Ba 1400 700 300
Mo 3000 1500 10
Cu 3000 300 30
Sn 6000 600 60
Cr 11000 1100 3
(※)表はSTEP4 文書をもとにしたものです。

【参考】既存薬の場合
ICHによりQ3Dガイドラインの発行後、36ヶ月までは期待されません。

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