JFEテクノリサーチ株式会社 オリジナル標準物質(JSM)ご使用上の注意点

お客様各位

JFEテクノリサーチ株式会社 オリジナル標準物質(JSM)ご使用上の注意点

当社オリジナル標準物質(JSM)は、標準物質(RM)で、認証標準物質(CRM)には該当いたしません。*1
従いまして、弊社標準物質(JSM)で作成した検量線による分析値は、社内管理用及び参考値としての報告
用には使用できますが、外部機関へ品質保証値として報告することはできないことをご了承願います。

*1
例外として、プラスチック類の一部はCRMに該当します。

【ご参考】

認証標準物質と標準物質について

認証標準物質とは、JIS Q 0035に従って認証された標準物質で、以下のように規定されています*2

認証標準物質と標準物質について図解
  • 標準物質(RM:reference material)
    一つ以上の規定特性について、十分均質、かつ、安定であり、測定プロセスでの使用目的に適するように作製された物質
  • 認証標準物質(CRM:certified reference material)
    一つ以上の規定特性について、計量学的に妥当な手順によって値付けされ、規定特性の値及びその不確かさ、並びに計量学的トレーサビリティを記載した認証書が付いている標準物質

つまり、認証標準物質は、①濃度などの特性値が保証されトレーサビリティが明確、②特性値には不確かさが付いている、③認証書が付いている、標準物質です。

鉄鋼の認証標準物質には、(社)日本鉄鋼連盟製造の日本鉄鋼認証標準物質(JSS)などがございます。

*2
JIS Q0035:2008 標準物質‐認証のための一般的及び統計的な原則

測定のトレーサビリティについて

トレーサビリティとは、測定結果が国際単位系(SI)の一次標準(国際標準、国家標準)に関連づけられることを意味します*3。ISO/IEC17025:2005(試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項)では測定の信頼性を確保するためにSIへのトレーサビリティが要求されています。しかし、化学組成分析のようにSIへのトレーサビリティが不可能な場合または妥当でない場合には、能力のある供給者によって供給される『認証標準物質』、または合意された方法や合意標準を用いて測定のトレーサビリティを確立することが要求されます。

つまり、分析結果に対してトレーサビリティの表明が必要な場合は、認証標準物質を利用することが必須となります。ちなみに、弊社オリジナル標準物質(JSM)の成分値はISO/IEC17025に規定された測定のトレーサビリティを満足しています。

*3
VIM:1993(国際計量基本用語集)では、トレーサビリティは、『不確かさがすべて標記された、切れ目のない比較の連鎖を通じて、通常は国家標準又は国際標準である決められた標準に関連づけられ得る測定結果又は国家標準の値の性質』と定義されています。
標準物質、認証標準物質及び測定のトレーサビリティについてご不明な点やご質問がございましたら、
当社技術スタッフまでご相談ください。

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