温度勾配試験

一般に塗装鋼板が、水(塩水含む)に接している場合に、
- 高温側の塗膜
温度の熱の拡散の方向と水の塗膜中の透過の方向が一致するために、水の塗膜中の透過が著しく促進され、早期に塗装鋼板にブリスターが発生し、接着強度が低下します。
- 低温側の塗膜
温度の熱の拡散の方向と水の塗膜中の透過の方向が逆になるために、水の塗膜中の透過が著しく抑制され、等温での浸漬試験よりも長期間、接着強度の低下が抑制されます。
温度勾配試験による塗装鋼板の接着耐久寿命推定
- 実際の環境下での塗装鋼板の正確な温度把握(塗膜側と鋼板側)により
塗装鋼板の接着耐久寿命(実使用での寿命)が評価できる。
- (例) 屋外での貯水タンクの内面コーティングの接着耐久寿命
- 内面 塗膜側の水(20℃)/塗膜/鋼材/鋼材側の水(30℃) 外面
- 温度勾配試験で実際の塗膜側と鋼板側の温度差よりも厳しい温度差を付与する促進試験により、塗装鋼板の接着耐久寿命の推定が可能。
- (例) 給水配管の内面コーティングの接着対久寿命
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実際の使用温度よりも高温(2~3温度条件)で、浸漬試験を行い、そこで求めた接着耐久寿命(時間)をアレニウスプロットとして、実際の使用温度での接着耐久寿命を推定する。
- 試験片サイズ
- 100×100mm
- 試験可能温度
- 高温槽側 20~90℃
低温槽側 10~90℃
- 試験液
- 水、中性塩水、酸水溶液、アルカリ水溶液
溶剤含有水溶液は不可
ガラスフレーク入りビニルエステル塗装鋼板の温度勾配試験
- 塗装側
- 80℃塩水
- 鋼板側
- 30℃水
温度差50℃

写真 温度勾配試験

ビニルエステル塗装温度勾配試験