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No.72「超電導VSMが稼働」

No.72 新評価装置・新サービス特集号

超電導VSMが稼働~永久磁石の評価体制を拡充~
Installation of Vibrating Sample Magnetometer

なぜいまこれが?

電気自動車(以下EV)に対する社会的な期待はますます高まっており、自動車各社は、より優れたEVの開発にしのぎを削っています。EVにとって、駆動モータは走行のための出力を担う最も重要な部品であり、高効率かつ小型化・高トルク化が要求されています。このようなモータには、高い残留磁束密度と保持力をもつ希土類磁石が用いられています。

これがポイント!

当社では、最新のEVモータに使われる希土類磁石の磁気特性を正確に評価するため、超電導VSMを導入致しました(図1

物質の磁気的性質の中で、最も基本的である磁化特性を自動測定する装置です。磁化器により磁化された試料を一定振幅、一定周波数にて振動させ、近傍の検出コイル誘起起電力の大きさから、磁化の強さを求めるものです。

粉体・薄膜・バルクなど各種磁性材料の磁化曲線、透磁率を高感度、高精度で低温(-196℃)から高温(900℃)まで高磁場で測定ができます。希土類磁石の温度別の磁気特性測定例を図2に示します。高温になると磁性が変化しており、EVモータの熱設計や使用する磁石の選定には注意する必要があることがわかります。

希土類磁石のみならず種々の磁性体評価ができますので、お気軽にご相談ください。

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