臭素系難燃剤(PBB,PBDE,HBCD,TBBPA,TBP)の分析

当社ではPBB,PBDEに加え、その他の臭素系難燃剤の分析も行っております!

臭素系難燃剤は安価で難燃性が高いため、現在世界中で最も多く使用されている難燃剤です。しかし、人体残留性が指摘されたため、2006年7月より欧州有害物質使用制限(Restriction on Hazardous Subsstances; RoHS)指令で使用が制限されています。

  • PBB ; ポリ臭素化ビフェニル
  • PBDE ; ポリ臭素化ジフェニルエーテル
  • HBCD ; ヘキサブロモシクロドデカン
  • TBBPA ; テトラブロモビスフェノールA
  • TBP ; 2,4,6-トリブロモフェノール

RoHS指令で欧州加盟国内に上市する電気電子機器に対し6種の有害物質の使用が制限!

対象物質は・・・
鉛、カドミウム、六価クロム、水銀、ポリ臭素化ビフェニル(PBB)、ポリ臭素化ジフェニルエーテル(PBDE)
Deca BDEの除外決定(2005/717/EC)が無効となりました。2008年7月1日以降、Deca BDEも規制の対象になります。

RoHS指令で定められた閾値(有害物質の最大許容含有量)は、鉛、水銀、六価クロム、PBB、PBDEは1000ppm(0.1%)、カドミウムは100ppm(0.01%)となっています。

トピックス

POPs条約 新規追加物質にPBB,PBDEが登録されました(2009.5)

2009年5月4~8日にジュネーブにおいて、ストックホルム条約(POPs条約)第4回締約国会議が開催され、新たに9種類の物質が同条約の付属書に追加されることが決定されました。
日本においては、条約で定められている規制内容に基づき、化審法や輸出/輸入貿易管理令等により、原則これらの物質の製造・使用等を禁止するための措置を講ずることになります。
なお、PFOSとその塩及びPFOSFについては、日本としても、条約で認められた範囲でわが国に必須の特定の用途について適用除外の登録等を行う予定であり、今後、化審法等の国内担保法体系において、その内容及び管理のために必要な措置等が規程されることとなります。
(環境省 報道発表資料 平成21年5月12日「ストックホルム条約第4回締約国会議(COP4)の結果について」より)

詳しくはPOPsのページをご覧ください。こちら

  • PBB,PBDEの構造 ヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)はRoHS規制で対象物質となっているPBDEの代替物質のひとつで、様々な異性体が存在しています。化学物質審査規制法(化審法)第1種監視化学物質であり、製造又は輸入の許可、使用の制限等の措置が規定されています。用途としては、発泡ポリスチレン等の難燃剤や接着剤の効果促進剤、繊維のコーティング等があります。
  • HBCD,TBBPAの構造 テトラブロモビスフェノールA(TBBPA)はABS、エポキシ、ポリカーボネート、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)、フェノール樹脂などのプラスチックの難燃剤としての用途があります。過熱工程で臭素化ダイオキシン類あるいはフラン類を生成する可能性があり、臭素系ダイオキシン類の発生源として最も可能性の高い物質と言われています。
  • 2,4,6‐テトラブロモフェノール(TBP)は樹脂用の添加剤が主な用途であり、防腐剤、殺菌剤、木材防腐剤、難燃剤の中間体、ポリジブロモフェニレンオキサイド(難燃剤)の合成に用いられているとされています。
化合物名 規制等* 分析方法
PBB (ポリ臭素化ビフェニル) RoHS, WEEE, , J-Moss, JIG-A, 化審法(1監), POPs新規追加物質 溶媒抽出→高分解能GC-MS
PBDE (ポリ臭素化ジフェニルエーテル) RoHS, WEEE, J-Moss, JIG-A, POPs新規追加物質 溶媒抽出→高分解能GC-MS
HBCD (ヘキサブロモシクロドデカン) RoHS評価指定物質, PoHS, REACH 溶媒抽出→高分解能GC-MS
TBBPA (テトラブロモビスフェノールA) 化審法(3監), JIG-B 溶媒抽出→LC-MS
TBP (2,4,6-トリブロモフェノール) PRTR制度 溶媒抽出→LC-MS

* 略称
  • RoHS; 欧州有害物質使用制限指令
  • WEEE; 廃電気・電子機器指令
  • PoHS; ノルウェーRoHS指令
  • 化審法; 化学物質審査規制法
  • J-Moss; 電気・電子機器の特定の化学物質の含有表示方法
  • JGPSSI; グリーン調達調査共通化協議会 指定物質レベルA、B

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