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No.03「環境調査トピックス(1)」

JFE-TEC News No.03号 高松塚古墳壁画が語る歴史のロマン 他 記事一覧

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No.03(2005年04月)
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No.03 高松塚古墳壁画が語る歴史のロマン 他

環境調査トピックス(1)~臭素系物質について~

環境調査から見た臭素系物質は2種類に大別されます。一つは数年前からダイオキシン類と同様に毒性物質として話題となったポリ臭素化ダイオキシン(図1 PBDD)です。もう一つは家電製品やOA機器等で使用されている難燃剤としての臭素系物質で、種類はいくつかありますがテトラブロモビスフェノールA(TBBP-A)、ポリ臭素化ビフェニル(PBB)、ポリ臭素化ジフェニルエーテル(PBDE)等が代表的な物質です。

ポリ臭素化ダイオキシンはダイオキシン類の塩素(Cl)が臭素(Br)に置き換わった物質で、ダイオキシン類と同様に主として燃焼過程で発生します。近年になって疑問視されていた毒性がダイオキシン類と同等であるとの報告がされ、数年前から実態調査が行われており、大気や土壌などに広く存在していることが判明しています。しかし、容易に光分解することから絶対量としては少ないと報告されています。当社においても3年前から分析していますが、環境試料において今までのところ高濃度の検出は経験がありません。一方では、プラスチック工場周辺から高濃度で検出される事例も発生してきています。従って今後は調査分析のニーズも増えることが予想されています。

臭素系難燃剤はテトラブロモビスフェノールAが最も多く使用され、次いでポリ臭素化ジフェニルエーテルであるデカブロモジフェニルエーテル(図2 DeBDE)が使用されています。以前これらは環境ホルモン作用がある物質として当社への分析依頼が多くありました。最近では欧州での電気機器廃棄物指令(WEEE)や欧州理事会と欧州議会の調停委員会が制定した電気電子機器の有害物質使用制限に関する指令(Rohs (ローズ)指令*)による対応として、国内製造メーカーや化学品メーカーからの依頼が増えてきています。今年になってこの指令に基づく使用制限の影響がアジアへも波及してきていることもあって、今後は臭素系難燃剤の環境調査も必要性が高まると考えられます。

当社では数多くの環境中のポリ臭素化ダイオキシン及び臭素系難燃剤の臭素系物質の分析実績があり、各方面からのニーズにお応えしています。

図1 ポリ臭素化ダイオキシン(PBDD)
図1 ポリ臭素化ダイオキシン(PBDD)
図2 デカブロモジフェニルエーテル(DeBDE)
図2 デカブロモジフェニルエーテル(DeBDE)

* 欧州において電気機器の新製品への鉛、水銀、カドミウム、六価クロムの重金属と、臭化物難燃剤PBBとPBDEの使用を2006年7月1日までに原則として非含有とすることを目的としています。

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