材料の特性評価
材料・製品の破損、不良原因調査
材料、部品の破損や不具合ありましたらお声掛けください
材料欠陥、製品の破損が発生したら、まずその原因を調査把握しなければなりません。再発防止対策や、設備更新の検討は、原因調査が正しいかで効果が左右されます。私たちは、豊富な経験を踏まえ、破損品調査(必要に応じて、再現試験、数値解析(CAE))を通じて、そのお手伝いをいたします。
製品・機器の破損、不良でお困りの際は、先ずはご相談ください。お客様の目的に応じて、最適な調査項目をご提案させていただきます。
調査対象
- 鉄鋼、高合金、非鉄金属(アルミ、銅、チタンetc.)
- 電子部品・電子デバイス
- 樹脂(プラスチック)・ゴム材料
- 腐食原因調査
- 数値解析ソリューション
調査項目の例
- 外観観察
外観上の手掛かりの観察・記録 - 材質確認
化学成分分析・組織・引張・衝撃・硬さなど - 断面組織(破断部近傍)
起点・破壊経路、スケール・鍍金付着状況等の確認、介在物・偏析の評価 -
破面解析
起点・破壊形態・経路の確認、破壊応力の作用形態・方向の確認、破壊に至るまでの繰り返し振動数(疲労)計算、付着物の定性分析 - 調査報告書
以上の結果をまとめ、総合的に破損原因を推定します。
事例:亜鉛めっき割れの再現
材料・加工度を変化させた試験片を用い、亜鉛めっき割れの発現条件の調査を実施した際の一例です。
亜鉛めっき割れを再現させ、組織や破面形態を確認しました。
材質 | SS400 |
---|---|
板厚 | 10mmt 、密着曲げ加工後、亜鉛めっき施工 |
結果 | 内面から亜鉛めっき割れが認められ、破面形態は擬へき開状を呈していました。 |
破損調査事例
破損調査 | 推定した破損原因 |
---|---|
シャフトの折損原因調査 | 回転曲げ疲労 |
薄板製品の破断解析 | 両振り曲げ疲労 |
ボルトの破損原因調査 | 腐食疲労 |
ボルトの破損原因調査 | 遅れ破壊 |
バネの破損原因調査 | 遅れ破壊 |
ブレード破断原因調査 | 応力腐食割れ |
ダイカスト部品の破断原因調査 | 脆性破断/外観観察により、起点と破断方向を特定 |
棒材割れ調査 | 加工硬化による変形能の低下 |
銅合金管の割れ調査 | 管内部の圧力上昇による周方向の引張破断 |
(黄銅)ニップルの劣化原因調査 | クリープ現象 |
ステンレス部品の損傷調査 | エロージョン・コロージョン |
水管の破孔原因調査 | スケールの生成と剥離の相互作用による減肉 |
電化製品の発火・燃焼原因調査 | 短絡銅線の溶融痕 |
破損、不良原因調査の技術を生かした当社のソリューションサービス
作業の流れ
関連ページ・関連リンク
- 高精細レプリカ法フラクトグラフィによる構造物の非破壊破損解析 [事例集PDF]
- アルミニウム合金材料の破損原因調査 [事例集PDF]
JFE-TEC Newsバックナンバー
- No.33(2012年10月)金属部材の損傷・劣化の原因調査
- No.10(2007年1月)疲労特性の評価について(2)~亀裂伸展と疲労寿命評価について~
このページに関する
お問い合わせはこちらから
- JFEテクノリサーチ株式会社 営業本部
- 0120-643-777