事例集
コネクタ嵌合部への通電状態下での微摺動摩耗試験
コネクタ嵌合部の微摺動摩耗に伴う接触抵抗の変動を計測いたします。
背景
運転制御の自動化、精密なエンジン制御などの目的で自動車の電子制御化が進み、搭載される電子機器が増加し電気電子機器間を接続するコネクタの接続信頼性の重要性が高まっています。
接続信頼性の1つにフレッティング摩耗に対する耐性があります。フレッティング摩耗とは、自動車の振動などの作用が嵌合状態にあるコネクタに加わり、微摺動されたコネクタ端子のめっきが摩耗することです。その摩耗粉が酸化、堆積することにより接触抵抗が増加し、導通不良を引き起こす要因となります。
当社では、嵌合状態にあるコネクタを恒温恒湿環境下において微摺動し、端子のめっき層の摩耗による接触抵抗の変動を計測できます。
また、当社では振動試験機も所有していますので、本評価法と同様の試験を振動環境下で実施できます。
微摺動試験の概要と試験可能条件
図1に示すコネクタの凹/凸ハウジング゙をセットし、コネクタ嵌合状態を作り、試験機に付設の恒温恒湿チャンバー内で微摺動摩耗試験を実施できます。微摺動摩耗により図2に示すメカニズムで導通不良が発生しますので、図3のように通電状態で試験を実施し、試験中の抵抗変動を計測いたします。試験可能条件を表1に示します。表2にコネクタの評価メニュー例を示します。他にも実施可能なコネクタの評価法を多数準備しています。是非ご相談下さい。
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図1 コネクタ嵌合部構造の一例 -
図2 導通不良のメカニズム(コネクタ嵌合部における端子間接触部のイメージ)
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図3 コネクタ嵌合部の微摺動摩耗試験状況 -
試験項目 試験内容 試験端子挿入力・
端子保持力端子をハウジングに挿入・ハウジングから引き抜きに要する力を測定 端子圧着部の
引張強度端子圧着部の強度(引抜/破断)を測定 コネクタ嵌合力
および離脱力コネクタ同士、コネクタと端子の嵌合・離脱に要する力を測定 コネクタ繰り返し
嵌合離脱試験端子、コネクタを所定回数、着脱する 接触抵抗 コネクタ各部の接触抵抗を測定 温度上昇 定電流時の端子の接点温度、絶縁抵抗、電圧降下を測定
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