事例集

トレーラーによる実車走行試験

多数の試験片や装置類を設置し、凍結防止剤散布環境で腐食評価をいたします。

実車走行試験とは

実車走行試験とは、腐食環境モニタリング用のセンサや試験片等を実車に取り付けて公道を走行し、腐食環境を評価する試験です。特に北海道などの寒冷地では、凍結防止剤による腐食影響が懸念されますが、一般的な定置の暴露試験では、凍結防止剤の腐食影響を評価出来ているか不明です。トレーラーでの実車走行試験では、実際の走行環境下で評価を行うことで、より目的に近い環境の試験を行うことが可能です。

トレーラーを使用

普通自動車を使用した実車走行試験では、部位による腐食環境の違いを評価することには向いていますが、取り付けられるサンプル数には限りがあります。一方、トレーラーを使用した場合は、より多くの試験片や装置類を一度に取り付け、評価することが可能です。また、トレーラーの走行ルートを選択することにより、凍結防止剤が散布される実車環境で、長距離の走行試験ができる特徴があります。

  • トレーラー写真
    試験に使用しているトレーラー(北海道)
  • サンプル取り付け写真
    サンプル取り付け例
  • 腐食環境モニタリング

    電気抵抗式腐食センサを取り付けることで、試験片の腐食量測定では追うことのできない短い時間間隔で腐食量の測定を行うことも可能です。

    電気抵抗式腐食センサによる腐食量グラフ
    電気抵抗式腐食センサによる腐食量の測定結果例
  • 走行履歴の明細

    走行期間の明細(走行時間、走行区間等)を把握することも結果の解析には重要です。 トレーラーを使用した実車走行試験ではデジタルタコメータによる走行履歴、高速道路の走行履歴を提出します。 また、より詳細な位置情報が必要な場合はGPSのログを採取することも可能です。

    取り付け例

    • ACM(Atmospheric Corrosion Monitor)型腐食センサ
    • 電気抵抗式腐食センサ
    • 温湿度計
    • 暴露試験片(板材、接合試験片)
    • 電気化学測定装置等

    公道での試験実施にあたって

    より安全な試験のため、サンプルの取り付け方法や試験の実施について、公的機関へ相談の上、実施しています。

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