サーキュラーエコノミー(CE)技術支援
動的粘弾性マスターカーブによる再生樹脂の物性確認
樹脂、ゴム、複合材料等の高分子材料の粘弾性を評価いたします。
粘弾性とは?
粘弾性とは、弾性(エネルギー貯蔵)と粘性(エネルギー散逸)の両方の性質を有する高分子に特徴的な物性です。
周期的に力を加え、応答を評価することにより、内部構造や分子運動に関する情報が得られます。周波数依存性や温度依存性を測定し、時間温度換算則により得られるマスターカーブで、長時間から短時間の広い時間スケールの挙動を予測することができます。
動的粘弾性測定
動的粘弾性測定により貯蔵弾性率、損失弾性率、損失正接、ガラス転移温度等の物性値が得られます。
高分子材料は、分子量や分子構造の異なる分子鎖がランダムに絡み合い、さらに結晶部と非晶部が混在した状態で形成されています。この状態を把握するには動的粘弾性の測定が有効です。動的粘弾性の周波数特性(周波数分散)、温度特性(温度分散)を評価し、時間温度換算則によりマスターカーブを作成できます。この結果から、実験では得られない、非常に長時間(低周波数)におこる変形から非常に短時間におこる変形(高周波数)の物性を予測できます。
装置仕様
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【仕様】
- 温度:-150℃~400℃
- 周波数:0.1Hz~1000Hz (波形:正弦波または合成波)
- 動ひずみ:0.1µm~100µm (分解能:0.01µm)
- 動荷重:0.001N~10N (分解能:0.0001N)
【ジグと試料形状(mm)】
(引張) 幅:2~5、長さ:10~35、厚さ:0.01~4
(圧縮) 直径:2~35、厚さ:1~10
(曲げ) 幅:2~5、長さ:15~40、厚さ:0.5~4
※材質により、制限が変わります。
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動的粘弾性測定装置の外観
適応できる例
樹脂・ゴム等の高分子材料、炭素繊維や無機粒子などで強化された樹脂複合材料
適応事例:再生ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムの動的粘弾性
E':貯蔵弾性率、E":損失弾性率、tanδ:損失正接の温度依存性とマスターカーブ

温度依存性(周波数:10Hz、昇温速度:3℃/分) 
周波数温度依存性の結果から時間温度換算則により作成された
マスターカーブ(基準温度:24℃)
※ マテリアルリサイクルや熱・光・経時等による劣化調査やCAE用データの取得等にもご活用いただけます。お気軽にご相談ください。
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