プレスリリース
2026年04月06日
サーキュラーエコノミー技術支援の専任部隊を新設
資源循環・脱炭素に向けた技術的課題をトータルで解決
JFEテクノリサーチ株式会社は、企業のサーキュラーエコノミー(循環型経済)実現を支援する専任組織「サーキュラーエコノミー技術企画グループ」を新設し、「サーキュラーエコノミー技術支援サービス」の提供を2026年4月1日より開始しました。自動車産業をはじめとする製造業の取り組みを技術面から支援し、持続可能な循環型社会の実現に貢献してまいります。
組織新設の経緯
JFEテクノリサーチには近年、サーキュラーエコノミーの実現に向けた技術支援のご相談が急増しています。特に、再生材料評価・解体選別プロセス評価・環境負荷影響評価といった複数の技術領域を横断する課題を、一社・一窓口でトータルに解決したいという需要が高まっていました。こうした市場の要請に応えるべく、蓄積してきた多様な技術知見を一元化した専任体制の構築が急務と判断しました。

背景と課題
近年、資源制約が深刻化する中、脱炭素社会の実現に向けて、資源の効率的な循環利用、リサイクル性を考慮した製品設計、環境負荷低減が企業に強く求められています。特に自動車産業では、EV化やハイブリッド化、電子化などの進展により、鉄鋼に加えてリチウムイオン電池やモーター用磁石(レアアースを含む)、アルミなどの軽金属、樹脂など多様な材料に対応する必要があります。
一方で、サーキュラーエコノミーの実現には以下のような技術的課題が存在します。
- 再生材料特性の評価
品質、安全性が要求される自動車部品に再生材を適用するための包括的な特性評価 - 解体・選別プロセス設計
多種類材料の迅速判定・高精度分別を実現するプロセス設計 - 環境負荷影響の定量化
一連のプロセス全体での環境負荷影響評価
サービスの特長
JFEテクノリサーチが長年培った材料評価技術と分析ノウハウ、プロセス検証実験の知見を、新設のサーキュラーエコノミー技術企画グループに集約して活用し、サーキュラーエコノミー実現に向けた技術的課題の整理、評価・検討、実装支援までを一貫してサポートします。
主な対象材料:鉄鋼・非鉄・樹脂・リチウムイオン電池・ネオジム磁石
サービスの主な内容
- 金属リサイクル技術支援
- 金属スクラップの溶解試験、再生材試作
- 回収スクラップを溶解分析、圧延、熱処理により板材等への試作
*非鉄(アルミ、銅)なども検討可
- 再生樹脂の評価技術支援
- 熱特性、機械特性、疲労強度、耐環境性評価、化学分析、接着性
- 電池リサイクル技術支援
- 廃リチウムイオン電池からの有価金属回収
- ブラックマス(主に電極材混合物)から再生した電池材料の品質評価
- 自動車部品解体・リバースエンジニアリング支援
- 車体、バッテリー、モーター、樹脂部品の解体
- 構造、材料の詳細調査
- 解体・選別プロセス実験支援
- リサイクル工程や再生材製造におけるプロセスをラボ実験設備で検証
- 有価金属回収プロセス開発支援(電池、磁石など)
- 迅速品種判定分析技術による選別精度向上支援
- モーターのリマニュファクチャリングに向けた磁石熱処理検討
- DX技術による効率化支援
- 高度なAI選別を実現するための学習用データ向け大量スクラップ分析
- AI、機械学習によるスクラップ選別の高精度化
- 技術情報調査サービス
- 最新のリサイクル技術、材料評価手法、規制動向の調査
- 国内外の技術トレンドレポート作成
本サービスの詳細については、下記当社ホームページをご参照ください。
https://www.jfe-tec.co.jp/solution/circular-economy/
後の展開;循環型社会における"新しいものづくり"のベストパートナー
JFEテクノリサーチは、本サービスを通じて、自動車産業をはじめとする製造業のサーキュラーエコノミーへの取り組みを技術面から支援し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
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