No.68「自動車のEV化を支える電池試作・評価技術（２）」

当社電池試作・解析センターは、電極打ち抜き機、自動積層機、注液ブース、封止装置を保有しております。ドライルームの露点は、常時制御しております。最適な試作環境において、お客様に電池試作の受託サービスを提供いたします。

なぜいまこれが？

EV用のLIB容量は、EVの一充電航続距離に直結するため高容量化が進展しています。次世代の先進LIBには、NMC811やNCAなどのHigh-Ni正極活物質を用いた正極の採用が期待されています。

これがポイント！

当社では、お客様からご支給されたHigh-Ni正極について、全ての工程は、ドライルーム内にて正極（電極）の打ち抜き⇒セル組み（自動積層機にて可能）⇒注液⇒封止まで露点を制御した雰囲気下にてセルの試作が可能となっております。

当社標準のラミネート型電池は、図1に示す4タイプとなります。Aタイプ・Aタイププラスは、お客様がご支給される電極が少量の場合、あるいは新規活物質のスクリーニング評価に好適です。C・Dタイプは、積層化により3－20Ah級のセル試作が可能です。セル部材の一部をお客様ご支給材に置き換えてセル評価が可能です。お気軽にご相談ください。