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No.84「カーボンニュートラル推進を支援する数値シミュレーション」

No.84 カーボンニュートラル(CN)特集号

カーボンニュートラル推進を支援する数値シミュレーション〜風力発電の信頼性向上に向けた風車ブレードの空力・応力解析〜
Numerical Analysis of Wind Turbine Blade for Reliable Wind Power Generation

なぜいまこれが?

風力発電の安定的な導入と普及には、設備の信頼性向上が欠かせません。日本では地形や気象などの自然特性により、風力発電設備には様々なトラブルが発生します。特に風車ブレードは、空力的影響と構造的応答が複雑に絡む重要部位であり、運転の制御や、トラブル原因の究明には、高精度な解析が求められます。

当社は、風車ブレードを対象とした数値流体力学(CFD)による流体解析と有限要素法(FEM)による構造解析の技術を有しています。

これがポイント!

ブレードの空力特性は、風車の設計、制御において重要なデータです。ブレード周囲には複雑な
3次元流れが形成され、空力特性はその流れ場に大きく依存します。そこで当社は、空力特性評価に
3次元CFD解析(図1)を提案します。実機に近い流れ場を再現することで、ブレード表面の圧力分布を高精度に計算し、スラスト荷重やトルクを推定できます。大規模計算も可能であり、高レイノルズ数流れとなる大型風車を扱うことができます。このような解析は、リスク検証や運転制御などの基礎データ取得に活用いただけます。

CFDによる風車ブレード周囲の流れ解析図
図1 CFDによる風車ブレード周囲の流れ解析

風車ブレードは、風荷重で変形し、その変形が空力特性に影響を与える相互作用を持ちます。このような時間的に変化する空力と構造の連成挙動の評価には、空力弾性解析(図2)が有効です。翼断面毎の空力特性と梁要素で簡略化した構造モデルにより、幅広い条件に対する風車応答を検証できます。また、詳細な構造評価として、空力弾性解析による時刻歴荷重を反映した応力解析(図3)が可能です。応力分布や変形量を高精度に計算することで、応力集中部位の特定や疲労破壊リスクの検討が可能です。これらの解析は、トラブル原因特定、保守計画立案に有用と考えられます。

当社は、お客様のカーボンニュートラル推進を数値シミュレーションで支援します。ぜひお気軽にご相談ください。

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