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No.84「液体アンモニア中の応力腐食割れおよび腐食挙動評価試験」

No.84 カーボンニュートラル(CN)特集号

液体アンモニア中の応力腐食割れおよび腐食挙動評価試験
Stress Corrosion Cracking (SCC) Test and Evaluation of Corrosion Behavior in Liquid Ammonia

なぜいまこれが?

燃料としてのアンモニアは、燃焼時に二酸化炭素を排出しないうえ、既存の発電設備での混焼が可能であることから、移行期から次世代にかけてのエネルギーキャリアとして有望視されています。今後の需要拡大に対しては、アンモニアの製造、輸送、貯蔵、利用というサプライチェーン全体の構築が急務です。

一方、液体アンモニアを扱うタンクや配管などのインフラ設備においては、使用材料のアンモニア中における耐食性や材料特性への影響を評価して健全性を示すことが喫緊の課題です。そのため、液体アンモニア中での耐食性評価試験のニーズが高まっており、信頼性の高い試験データに基づいた材料適合性の確認が求められています。

これがポイント!

液体アンモニア中での耐食性評価試験について、写真1に試験装置の外観を、表1に試験設備の仕様を示します。本試験設備では、応力腐食割れ(SCC)試験、電気化学測定、浸漬試験などを実施できます。4点曲げSCC試験では、結果に影響をおよぼす不純物の種類や添加量 を変化させるとともに、電位を印加して腐食反応を制御します。電気化学測定では、分極試験やインピーダンス測定等が可能です。液体アンモニア中での腐食挙動を把握することができます。

  • 表1 試験設備仕様

    試験セル容量 3L
    試験温度 −35~50℃
    試験圧力 大気圧~2.0MPa
    添加物 CO2、H2O、N2、Air(O2
    試験項目 SCC試験、電気化学測定、浸漬試験

お客様からご提供いただいた試験片を評価するだけではなく、割れの起点となりやすい溶接熱影響部を模擬・再現した評価や、さらに材料試作(素材溶製、圧延、熱処理)から機械特性評価までを含めた材料一貫評価により、材料開発ニーズにも対応できます。試験後の試験片については、割れの有無の確認する外観観察だけでなく、断面観察、物理解析評価、各種分析等も実施可能です。お客様のご要望に柔軟に対応させて頂きますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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