No.77「補助ヨークを用いたモータコア特性評価」

なぜいまこれが？

モータの高効率化ニーズが高まっていますが、コア特性改善の取り組みにも関わらず、モータ性能が向上しないという事例が多数報告されています。鉄心材料からモータ鉄心（ステータ、ロータ）が作られ、モータに組み上げられますが、いくら鉄心材料の特性が良好でも、モータ鉄心の段階で性能が確保されていなければ、モータ性能の改善に繋がりません。

これがポイント！

当社では、各種の方法でモータ鉄心を評価する手法を取り揃えています。従来からコアバックを用いた磁気測定（図1）が一般的ですが、この方法ではモータ特性への影響が強いティース部分の評価はできません。これに対し、図2の補助的なヨーク（磁気経路）を用いた磁気測定により、ティース部を含んだ鉄心磁気特性の評価を可能としています。種々の工夫で各種形式の鉄心に対応が可能ですので、お気軽にお声かけください。

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