材料の特性評価

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グラベロ試験(飛び石試験、チッピング試験)

  • 表面処理材の塗膜評価(塗装の耐剥離性試験)の他、自動車成形部品などの立体的な形成部品、自動車の自動運転システムや自動ブレーキシステム(衝突被害軽減システム)等に使用される高い安全性が求められるパーツ(車載カメラやセンサ)を対象としたグラベロ試験(飛び石試験、チッピング試験)をお引き受けいたします。

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グラベロ試験の概要

    • 砕石、ケイ砂、鉄鋼材などの様々な射出材が選定可能
    • 射出距離・角度・圧力・温度(- 40℃~ 135℃)などをご希望の条件に設定
    • 板状サンプルのみならず立体物も試験可能
    • 飛来物による損傷評価にも対応可能
    対応試験温度 -40℃~135℃
    吹き付け空気圧 Max 0.6MPa
    射出物(石等) 6号砕石、7号砕石 (JIS A 5001)、ケイ砂、ナット、鉄鋼材等
    試験体サイズ 300W×250H×150D(mm)
    試験体重量 ~5kg
    噴射口径 20~52mmφ

射出物の一例

射出物の違いによる試験後外観の違い

試験前 6号砕石 500g ケイ砂 500g
ポリカーボネート※
試験前
6号砕石 500g
ケイ砂 500g
電着塗装板
試験前
6号砕石 500g
ケイ砂 500g

※透明な試験板の背景にJFEマークを置いて撮影

画像解析ソフトを用いた試験後の傷の数や面積の評価

  • 試験後の傷の数や面積の評価は、画像の2値化による自動解析法を用いて、数値評価することが可能です。画像解析はSAE J400やISO 20567-1で求められるレイティング評価にも利用されています。

塗装のグラベロ試験(耐剥離性試験)

JASO M104(ブレーキチューブ試験方法)およびSAE J400(TEST FOR CHIP RESISTANCE OF SURFACE COATINGS)等に準拠したグラベロ試験(塗装の耐剥離性試験)が可能です。

グラベロ試験条件

試験温度 室温~-40℃
吹き付け空気圧 Max 0.6MPa
試験片までの距離 350mm
試験片取付角度 20~90度
取り付け角度を20度や45度としたソフトチップ試験も可能です。
試験片サイズ 75×150mm
射出物(石) 6号砕石、7号砕石 (JIS A 5001)等

グラベロ試験片評価方法

  • JASO M104(ブレーキチューブ試験方法)外表面の劣化はがれ、亀裂
  • SAE J400(TEST FOR CHIP RESISTANCE OF SURFACE COATINGS)
    剥離の数、グラベロ試験判定用紙との比較
  • 各自動車メーカーの評価方法
  • テープ剥離方法
  • 剥離面積評価(画像解析

成形品へのグラベロ試験(チッピング試験)

従来の板材だけでなく実際の自動車成形部品などの立体的な形成部品へのグラベロ試験(チッピング試験)を行います。投射角度や噴射口径の変更も可能です。

成形品へのグラベロ試験方法

  • 試験条件

    対応試験温度 -40℃~120℃
    吹き付け空気圧 Max. 0.6MPa
    試験片までの距離 100~500mm
    投射角度 20~135度
    試験体サイズ 300W×250H×150D(mm)
    試験体重量 ~5kg
    射出物(石等) 大きさ2~20mm、6号砕石、7号砕石、ナット、鉄球等
    噴射口径 20~52mmφ

その他、ご要望に応じて、適した試験をご提案いたします。

車載カメラのグラベロ試験(飛び石試験・チッピング試験)

車外に取り付けられるパーツは、常に路上の石や砂の衝突の危険性があります。グラベロ試験を実施することにより、耐衝撃性を考慮したパーツの設計および材料の選定が可能となります。

当社では自動車の自動運転システムや自動ブレーキシステム(衝突被害軽減システム)等に使用される車載カメラやセンサーを対象としたグラベロ試験をお引き受けいたします。

車載カメラを対象としたグラベロ試験条件

高い安全性が求められるパーツは、従来よりも過酷な試験条件での評価が求められます。

  • 項目 従来 車載カメラ
    射出距離 350 mm 50~350mm
    射出物 玄武岩 玄武岩・ケイ砂
    射出角度 90° 20°~150°

試験の対象となる製品例

  • 自動運転用バックモニター等の車載カメラ
  • LEDライトやセンサーのガラス・樹脂製カバー
  • コンバーター等の車外化が検討されている部品

ISO 20567-1対応の飛石試験(グラベロ試験、チッピング試験)

国際規格ISO 20567-1に準拠した飛石(グラベロ、チッピング)試験が可能です。

従来より実施されている飛石による塗装の損傷に加え、近年では自動運転のための車外モニターやセンサー、軽量化のため鉄系部品から樹脂への代替に伴う評価などにも使用されています。

ISO 20567-1対応の飛石試験(グラベロ試験、チッピング試験)
ISO 20567-1対応飛石試験機

その他の試験、解析事例

  • 高速チッピング試験
    高速チッピング試験
    車外に取り付けられるパーツは、常に路上の石や砂の衝突の危険性があります。耐衝撃性・耐チッピング性を考慮したパーツの設計および材料の選定が可能な試験です。
  • 高速チッピング試験(砕石)
    高速チッピング試験(砕石)
    自動車走行時に受ける飛び石に対する耐久性を評価いたします。従来に比べ高速度で石の吹き付けが可能です。
  • 速度・エネルギーを制御したグラベロ試験
    速度・エネルギーを制御したグラベロ試験
    高速度カメラなどで射出速度を計測し、エア圧と射出速度の関係から試験エア圧を決定し速度を制御します。
  • 高速度カメラによる観察例
    高速度カメラによる観察例
    射出する石などの速度計測、対象物の観察が可能です。グラベロ試験の幅が広がります。

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JFEテクノリサーチ株式会社 営業本部
0120-643-777

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